小さい家 小さく建てて豊かに暮らす
小さい家とは?
高度成長期からバブル期を通じて日本の家は一気に大きくなりました。
いまや日本人は、フランスやドイツイギリスをしのいで、アメリカの次に大きな家に住んでいます。
しかし、日本の住まいがそれで豊かになったかというとそうではなくて、大きいばかりで西洋の家に比べて品質内容が伴わない傾向にあります。日本の住宅の寿命がそれを物語っています。
- 家の平均寿命
アメリカ:66年
イギリス:80年
日本:32年
※H28 国交省資料より
日本の家の平均寿命はたったの32年なのです。つまり、日本の家はライフスタイルの変化に対応できずに、ほぼ一世代で役割を終える消耗品だったのです。というより、家を持つこと自体が夢であったそれまでの日本人にとっては、家の質の追求など問題外だったのかもしれません。
しかし、近年これまでの家づくりが少しずつ見直されつつあります。
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1
資産から日々のくらしを楽しむ家へ
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2
大きい家から小さい(身の丈の)家へ
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3
広さから質へ
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4
環境プラス利便性(立地)重視へ
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5
子育て重視から生涯住宅(幼・少・青・壮・老)へシフト、など
この背景には、少子化、長寿化、人口減少による経済収縮、アテに出来ない年金、上がらない年収、上がっていく一方の消費税などが考えられます。
「小さい家」の定義は、特に明確ではなく、おおむね30坪以下の家をいうようですが、この「小さい家」への傾向は今後強まっていって、小さくても豊かな暮らしを追求する家づくりの新時代に突入したと私たちは考えています。
小さい家、
7つのいいところ
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建築費が割安なぶん
質向上に振向けられる小さくなければ建築費も割安になります。その分部屋の内装などに自然素材を使用して居心地や感性を高める事が出来ます。
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メンテナンス費用も
安上り家を建ててから使われている屋根材や壁材によって塗装を何年かおきにしなくてはなりません。小さい家は塗装面積も小さく費用も少なく済みます。
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地震に強い
小さな家は部屋の区切りが小さくなって地震に強くなります。
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光熱費が安い
部屋が小さければその分光熱費も割安になります。夏冬ですからバカになりません。
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そうじ、片付けが早め
家が狭いので掃除も片付けも手間いらず。
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家族の距離感が近くなる
天井が高く広い部屋ほど隣に居る人との距離感が生じます。
小さな家はその逆です。 -
税金やローン返済が少なめ
床面積、貸入れが少なめで固定資産税や月々のローンも少なめ。