今回は昭和31年築61年の古民家を長生きできる住まいへリノベーション
家庭内事故から見える日本の住宅事情 「長生きリノベ」をめざして
かつて交通事故死のピークは約16,000人、昭和45年のことでした。以来自動車産業界は命の安全のために、様々な改善を 加えてきました。シートベルト、エアバック、被害低減ブレーキ、衝突回避支援など、そして昨年(平成27年)は事故死亡者 4,411人までに減少しました。
一方家庭内事故死は増加の一途をたどっています。たとえば入浴中の事故死。平成16年に2,870人だったものが、平成25年※は19,000人 に達しています。そしてその9割が65歳以上のお年寄りです。これはアメリカの実に11倍の数です。
その原因はいろいろありますが、1つには日本の住宅事情が高齢者の暮らしの実態にあわなくなってきているということ。 1つには住まいが「住居医学」の観点から考えられてこなかったこと。1つには住まいを「命の器」として、自動車産業界のように 改善がなされてこなかったことなどが挙げられるます。
そういった中、私たちは「長生きリノベ」という住まい再創造のテーマを掲げ、「住居医学」の分野から、「命の器」として住まい を捉え直し、人の健康や命に具体的に貢献できる住まいづくりの技術集団として、地域の社会的要請に応えていきたいと思います。
※厚生労働省研究班2014年の推計
概要
- 開催日
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- 2016年10月1日(土)
- 2016年10月2日(日)
- 開催時間
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- 10:00
- 開催場所
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宮崎県都城市庄内