匠の技!玄関化粧柱の取替え工事をさせていただきました。
こちら玄関の化粧柱。築40年で屋根を支えている2本の柱の根元が雨や陽ざしで腐れてしまい、今後耐震性問題や建物にひずみが生じてくる可能性がある為、「柱丸ごと取りかえたい」とお客様からご要望があり今回お手伝いさせて頂きました。
しかし、そこには課題が・・・
今回は柱の上部がランマと繋がっており、丸ごと取り替えるのは至難の業・・と、当初は腐蝕している下の部分のみカットし、新しい柱で繋げる施工で検討していました。
しかし、職人さんに相談したところ「丸ごと取替えしましょう」とのお返事が!
それも職人さん一人で作業されるとのこと!
そんな背景の中、今回「柱丸ごと取替えプロジェクト」がスタートしました。
施工前 化粧柱
柱の下部が腐蝕。今回は長年の雨や陽ざしが原因で腐蝕してしましました。上部は軒がある為比較的守られていますが、下部は直接雨風が当たりやすい為、腐蝕の影響を受けやすくなります。腐蝕の原因は他にも白蟻などの虫食いもあるそうです。
目次
柱の取り外し
今回作業するのは大工さん一人なので、クレーン車を使っての取り外しとなりました。上部のはめ込んである部分からゆっくりとクレーン車で抜きます。
柱の作成
「ほぞ」という道具を使って上部のカタチに合わせて溝加工していきます。
まさに職人技が試される作業の一つです。
今回柱に使用する木は桧(ヒノキ)。杉とヒノキではヒノキの方が硬くて重たく強いとされています。
建築材料として使われたヒノキは、100年後に「鉄」になると言われるほど(゚Д゚;)
ヒノキの歴史は長く、お寺や神社の建材として古くから用いられています。
1300年前に建てられた法隆寺や薬師寺の塔は、いまもなお高い品質を保ち続けています。
(鉄やコンクリートには、これほどの耐久性はなく、せいぜい100年程度と言われているそう)
この事実が、ヒノキの耐久性や品質の高さを物語っているといえますね!
ちなみに今回のヒノキの大きさだと男の人、二人でやっと運べる重さだそうです。
柱の取り付け
クレーン車で最初に上の柱から持ち上げる様にはめ込んでいきます。
壁側のランマにもしっかりとはめ込んでいきます。
完成
柱の取替えは基簡単なものだと1日で終わることも多いのですが、今回は柱の上部がランマと繋がっており、また職人さん一人での作業ということもあり、今回は木の加工に1日、作業に3日程かかりました。
無事にお客様のご要望通り工事が出来て良かったです。
まさに、日本人の匠の技が光る✨現場でした。
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